【専門卒のナース必見!】看護学士とは?メリットは?

G’day★シドニー在住のSarahです。

最近は看護系大学の割合が増加傾向で、今後もその傾向は続くと言われています。 

 

  • 主にキャリアアップしたいのでのために、学士を取得したい。
  • 海外の看護師免許の書き換えがしたいが、専門学校卒。
  • お給料アップのために看護学士が欲しい。

そう思っている人はいませんか?

 

Sarah 
私は3年制の看護専門学校卒です。海外での看護師免許取得に向けて、2022年に看護学士を取得する予定です。

 

※追記 2023年2月、学位授与機構より学士認定証をいただきました!

 

  • 看護学士とは?
  • 専門卒と大卒の看護師の違い
  • 看護学士を取得するメリット

 

 

日本の学位制度について

学位とは英語でdegree(ディグリー)といい、教育課程の修了者またはそれと同等の者に与えられる称号のことです。日本の学校教育法によると主に「博士」「修士」「学士」「短期大学士」「専門職学位」があります。これらは大学または学位授与機構が授与するものとされています。

日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、海外、特にヨーロッパやオセアニアでは各国独自の学位・資格レベル認定制度を定めているところがあります。海外へ留学を考えている人は、学歴の称号で目指せる学校が変わっていることもあります。

オーストラリアではAustralian Qualifications Framework (AQF)という国家機関によって定められています。オーストラリアで正看護師になるにはAQF7が必要なので、日本では学士レベル以上の学位が必要になります。

 

日本の称号・学位の分類 (Wikipediaより引用)
分類 区分 授与を行う標準的な課程
称号 準学士 高等専門学校の本科
高度専門士 特定の専修学校の専門課程[3]
専門士 特定の専修学校の専門課程[4]
学位 (下記以外) 博士 大学院の博士課程[5]
修士 大学院の修士課程[6]
学士 大学学部
短期大学士 短期大学の本科
専門職学位 修士(専門職)[7]
(○○修士(専門職))
専門職大学院 (法科・教職以外)
法務博士(専門職)[7] 法科大学院
教職修士(専門職)[7] 教職大学院

専門学校卒業の人は、「専門士  diploma(ディプロマ)」称号が与えられたということになります。

また、徐々に増えつつあるNP(診療看護師)は大学院の修士課程を修了することになるので、「修士/Master(マスター)」の学位が与えられることになります。

 

看護学士の変遷と正式名称

1947年 衛生保健学士

1958年 看護学士と保健衛生学士

1991年 学校教育法及び学位規則の改正により、学士号が再び学位として定められ、従来、「○○学士」と専攻分野名を先頭に冠した名称から「学士(○○学)」と括弧付けで専攻名称を付記する形式に改められた。

 

ということで、正式名称は「学士(看護学)」です。

Wikipediaによると、

また、学位の名称も国が定める方式から大学や授与機関単位で自由に定めることとされ、看護学分野の学士号は学士(看護学)をはじめ、学士(保健看護学)、学士(保健科学)、学士(医療科学)、学士(看護学科)などその種類も拡大している (Wikipediaより引用)

とあるように、学士の種類が増えているようです。看護大学卒業でも、学士の種類が異なる場合があるかもしれませんね。

看護学士の英語表記は、「Bachelor of Nursing(B.N.)」「Bachelor of Science in Nursing(B.S.N.)」などです。

 

日本での正看護師の称号の違い

主に5つのパターンに分かれます。

  1. 4年制の看護系大学→学位「学士 bachelor(バチェラー)」
  2. 3年制の看護系短期大学→学位「短期大学士 Associate degree(アソシエイト・ディグリー)」
  3. 4年制の看護系専門学校→称号「高度専門士 Advanced Diploma(アドバンスド・ディプロマ)」
  4. 3年制の看護系専門学校→称号「専門士 diploma(ディプロマ)」
  5. 5年一貫制の看護高等学校→称号「準学士 Foundation degree(ファンデーション・ディグリー)」

どのルートでも正看護師には違いありませんが、

基本的には①大卒②~④専門卒もしくは同等のレベル、と2つに分けられていることが多いと思います。主に数千円のお給料の違いがありますが、仕事内容は同じです。

准看護師の免許があり看護学士取得を目指したいという方は、まずは正看護師の取得を先にしましょう。

 

看護学士を取得するメリット

  • アメリカ、オーストラリアなど海外で看護師免許の書き換えが可能
  • キャリアアップに有利
  • 給料アップにつながる(年間10万円程)
  • 自分に自信がつく
  • 大卒のみ採用している企業に就職できる(大卒のみ採用と規定されている企業もあります。しかしながら、学位授与機構での学士を認めてもらえるかは、企業に委ねられます。)
  • 幅広い知識が身につく

 

まとめ

今後、海外留学を考えている人やキャリアップをしたいナースにとって、学士を取得するのはメリットがたくさんあるのでおすすめです。

私は2020年に通信制大学で32単位修得しており、2022年に学位授与機構の看護学士取得予定です。

※追記 2023年2月に学士修得しました!

今後、看護学士をとるための方法や通信制大学の比較等、ご紹介していく予定です。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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