G’day★シドニー在住のSarahです。
私は約1年半、オーストラリアに看護留学をしていました。看護留学を考えている人の中で、
- ワールドアベニューの口コミが知りたい。
- ワールドアベニューに実際お世話になった人の意見が知りたい。
- 看護留学を迷っている…。
という人も多いのではないでしょうか?
今回はワールドアベニューの看護留学の体験談をまとめてみました。私が留学したのはコロナパンデミックの前なので、現在は多少サービスが変わっているかもしれませんが、今後留学を目標としている人の役に立つ情報となれば幸いです♪
- ワールドアベニューに決めた理由は?
- 看護留学にどのくらいの費用が必要?
- 看護留学する時に節約できるところは?
- 看護留学のおおまかな流れ
- 1 渡航前
- 1.1 有給インターンシップ国内手続きサポート 22万円
- 1.2 留学サポート費用(オーストラリア/1年) 無料
- 1.3 語学学校 $7,900/約67万円
- 1.4 Certificate Ⅲ Course $4,000/約34万円
- 1.5 アシスタントナース有給インターンシップサポート(1年) $4,500/約13万円
- 1.6 ワーキングホリデービザ申請費用 $450/約4万円
- 1.7 留学保険代金 $750/約6万円
- 1.8 航空券代 約10万円
- 1.9 現地の滞在費用(4週間) $1,555/約13万円
- 1.10 SIMカード 1500円+$120/約1万5千円
- 1.11 感染症検査代・ワクチン接種代 約3万円
- 1.12 オーストラリアドル現金持ち込み $1,400/10万円
- 2 渡航後
- 3 為替レートについて
- 4 留学にかかった費用の合計
- 5 留学を終えて思うこと
渡航前
有給インターンシップ国内手続きサポート 22万円
ワールドアベニューから、ビザや留学の手続きをしてもらうのに必要な費用として提示されました。最初から日本円での請求なので、為替レートは関係はなく全員均一のようです。
留学自体が初めてだったので、相場がよくわからなかったのですが、22万円は正直高い方だと思います。
無料で手続きしてくれる(語学学校を紹介することでお金を得ているので費用がかからない)エージェントがほとんどです。LINEで質問したことや不安なことを相談したり、渡航までいろいろサポートしてもらいました。留学後、担当のカウンセラーさんからお手紙をもらい感激した思い出があります。
留学サポート費用(オーストラリア/1年) 無料
現地に着いた数日後にワールドアベニューのオフィスでオリエンテーションが始まり、銀行の開設やオパールカード(Suicaのようなカード)の説明などをしてもらいました。
現地で24時間の緊急時対応があると聞いていていましたが、そういえばそのような連絡先は教えてもらえなかったと思います(聞けば教えてもらえたのかも?)。代わりに、現地でエージェントにサポートをお願いしたい時はLINEを利用し、営業時間内のみに返答がありました。
渡航後1か月くらいはワールドアベニューのオフィスによく行きインターネットなどを利用していましたが、語学学校卒業後は頻度はかなり減りました。
語学学校 $7,900/約67万円
内訳は入学金$200、語学学校11週(1日 45分×6コマ)$7,700でした。
オーストラリアのワーキングホリデービザは基本的に最長17週間まで就学することができます。語学学校の一般的な相場は入学金$200程、授業料は週ごとに$280~350程度のところが多いですが、授業時間は内容が異なるので一概に比較することは難しいです。
私が選んだ留学プログラムは学校や通学期間は選択できませんでした。同じ時期に申し込んだ日本人元ナースの学生約30人と同じ学校に通うことになりますし、どんなに英語ができても11週通います。計算すると週$700(!!)かかったようです(後述の追加レッスンと合わせると週$1,000超え。恐ろしい金額…)。
私は体調を崩したりして学校を休みがちだったので、自分で払ったお金なのに勿体ないことをしてしまったなぁと反省しています。
入学前に、授業の体験レッスンを手配してくれるエージェントが多いので、せっかく留学するのならば自分に合う学校を選ぶことをオススメします!
Certificate Ⅲ Course $4,000/約34万円
オーストラリアのアシスタントナースのコースは実はいくつか種類があり、CertⅢはAgeing/Acute Care/Disability、CertⅣなどがあります。それぞれの違いについては今後投稿しようと思います。
オーストラリアでアシスタントナースとして働く際、雇用側の求める資格が必要になります。私の選んだエージェントはCertⅢ Ageingの学校のみを紹介していたので、選択肢はなかったです。
エージェントを通してしか学校の金額がわからないのですが、私が通っていた学校のキューバ人のクラスメイトによると$1,300で同じ学校に入学したと聞きました(泣)。なので、これから看護留学をするという人は他のエージェントと値段を比較してみるといいかもしれません。
授業内容は看護師の経験があれば、だいたい言っていることを理解できるような内容でした。CPR(心肺蘇生)とマニュアルハンドリング(移動器具の取り扱い)の実技は必須で、その他は金・土曜どちらか1日自由に通学して講義を聞き、膨大な量の課題を提出するという内容でした。また、通常はある実習がコロナの影響で中止となっていました。
せっかく通学したのに前週と同じ授業内容だったり、先生が来ず謎の自習時間になったり、日本ではありえないことが多々あり。学校側に予定表が欲しいと何度か申し出たのですが、結局もらうことができませんでした。他の国籍のクラスメイトもみんな戸惑っていました。オーストラリアの文化なのかもしれません…。
本来であれば6-8週で資格が取れると聞いていましたが、日本で看護師をしていたということで特別プランを組んでもらっているみたいです。これは看護留学エージェントを利用するメリットかと思います!個人のペースで学習をすすめるスタイルだったのですが、私は結局すべての課題を終えるまでに4か月かかってしまいました…。
一方、オーストラリアではTAFE(テイフ)と呼ばれる州立の職業訓練専門学校があり、オーストラリア政府の折り紙付きの学校です。2021年度CertⅢ AcuteCareは週2~3日、半年の通学で$10,190です。
TAFEの学生の80%ほどが現地オーストラリアの学生と言われており、入学にはIELTS5.5程度の英語力が必要です。少し値段は張りますがせっかく英語で医療を学ぶのなら、TAFEのCertⅢ Acute Careの学校に通いたかったというのが本音です。
TAFEは各州が管理しており、現地の学生と留学生では金額や選択できるコースや価格が異なるので、気になる人はチェックしてみてください。
International | TAFE International – TAFE NSW
アシスタントナース有給インターンシップサポート(1年) $4,500/約13万円
私は知り合いの伝手で自分で仕事を探したので、正直このサポートは不要だったと思いますが、付帯を外すことはできませんし返金もされませんでした。
友人の多くは、ワールドアベニューの語学学校の先生によるスピーキングチェックを受けて、派遣会社の登録をしていました。スピーキングチェックに合格しないと派遣登録はさせてもらえません。主な職場は老人ホームです。
ワーキングホリデービザ申請費用 $450/約4万円
※2022年4月現在、$495に値上がりしています。
国内サポート費にはビザ申請費用が含まれていなかったので、エージェントと電話でやりとりをしながら自分で申請しました。$6程のサーチャージがかかりましたが、クレジットカードで支払いが可能です。
オーストラリアは世界各地の留学生からとても人気があるので、ビザ申請費用は毎年値上がりしています。
現地でも円高の時はずっとJALのクレジットカード(陸マイラーなんです♡)で支払いしていました。旅行好きの人はJALかANAのクレジットカードがおすすめですね。(ブランドはJCB以外であれば、だいたいオーストラリアどこでも使えますよ)
留学保険代金 $750/約6万円
ワールドアベニューの見積もりだと20~30万円程かかると言われました。留学費用が当初予想していたよりも高額だったので、なんとか保険代を安く済ませたい!と思い自分でいろいろ調べた結果、別のエージェント会社の保険にしました。
半年後に帰国の予定(帰国すると自動でキャンセルされる)があったので半年で$450。その後、コロナで帰国の予定はなくなり、オーストラリア人の知り合いにすすめられたHCFという保険に加入しました。こちらは週$11.31→半年で$300。救急車での搬送代も含まれています。
クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用して(最大90日)、その後、HCFに加入というパターンが一番お得かもしれませんね。ポイントは歯科治療が含まれているか、救急車の搬送代が含まれているかなど人によると思います。保険はお守りですから、不要な部分は削りながらも補償はしっかりつけたいところです。
航空券代 約10万円
ワールドアベニューから無料で手配できると言われましたが、自分でチケットを選びたかったので断りました。skyticketやSkyscannarなど比較サイトで比較してから自分で手配しました。値段は渡航時期でかなり変わってくると思います。
基本的にオーストラリアのフライトは一般的に6月や10月あたりが安いと言われています。乗り換え便を利用すればもう少し安かったのですが、初めてのオーストラリアということで私はカンタス航空を選びました。マイレージもしっかり貯めました♡
現地の滞在費用(4週間) $1,555/約13万円
内訳はホームステイ手配$295、ホームステイ4週間(朝夕食込み)$1,260でした。ワールドアベニューの委託している会社で、シェアハウスもしくはホームステイを選択できました。ホームステイを一度もしたことがなかったので、思い切って選んでみましたが気を遣う性格の私には合わなかったです。
ただ、困ったときはホストファミリーに相談したり、豪華な料理やワインを夕食でごちそうしてくださることが多かったので、経験できてよかったとは思います。一方で、もう少し英語が喋れていたら、コミュニケーションをとれていたのになぁ、という後悔もあります。
日本のホームステイはあまりビジネス化していない(ボランティアとかありますよね?)ように感じますが、オーストラリアではしっかりビジネス化されています(笑)
聞いた話では、シングルマザーで小さい子の面倒を頼まれたり(その間ホストマザーは仕事に行く)、朝夕食込みとは言え$10でピザを頼んで食べてね、という家庭があったり、英語の語学留学で来たのに家ではイタリア語をみんな話している、などホームステイには当たりはずれがかなり大きいです。
もちろん単純に多くの留学生と交流したい、という親切心のファミリーもいると思いますのでこればっかりは運かなと思います。
私は運よくタウンホールまで徒歩圏内のホームステイ先になりましたが、遠いところになってしまった友人は毎日片道45分かけてバスで学校まで通学している人もいました。当然、毎日交通費が$6くらいかかりますので、結構痛い出費かなと思います。
もし少しでも節約したいという人がいれば、Booking,comのようなサイトでバックパッカーホテルなどを予約して数週間滞在し、その間にJAMS.TVやFlatmateなどで現地の滞在先を探すのがおすすめです。
SIMカード 1500円+$120/約1万5千円
ワールドアベニューが手配してくれるSIMはOPTUSという会社の月$30プランだったのですが、私は旅行で何度も現地SIMカードを使用していて扱いに慣れていたので、自分で手配しました。渡航前に日本のアマゾンでオーストラリア用のSIMカード(7日間)を買って持参し、シドニー空港に着いてから自分でアクティベートしました。
その後、現地でCatch Connect というOPTUS回線のSIMカードを1年分120GB$120で購入しました。おすすめのSIMカードについてはまた別の記事で紹介しますね。1年先払いなので絶対にオーストラリアに1年以上住む!という決意のある人は1年契約だと安くなると思います。
シェアハウスのほとんどはWi-Fiが含まれていることが多いので、月10GBであれば困ることはありませんでした。ホームステイ先ではWi-Fiが含まれておらず、ファミリーから$30で使えるよとオファーされましたが、ギガが余っていたので私は断りました。($30は地味に高い…)
ちなみにオーストラリアのSIMカードのモバイルプランは現地の通話代(国際電話は別料金)、SMS代が含まれています。
友人で現地のSIMカードのトラブルがあり困っている子がいたのですが、ワールドアベニューからはサポート外とのことでした。なので、慣れていない人はエージェントにお願いしたほうが良いかもしれません。
感染症検査代・ワクチン接種代 約3万円
渡航前に、ワールドアベニューからNSW州のVaccination Record Card for Health Care Workers and Students の用紙が郵送され、抗体がついているか検査しました。
海外渡航者用のワクチン接種を取り扱いしているところであれば、まず英語記載対応してもらえます。検査費用は保険適用外自費なので、本当に高かったです。私はHBVの抗体値が低く、ワクチン接種が必要になったので少し高くなってしまいました。
オーストラリアドル現金持ち込み $1,400/10万円
私は1年以上前から渡航を決めていたので、1AUD=70円の円高の時に国内の業者を通じて10万円程換金していきました。ちなみに空港内の両替所はレートが悪いことで有名なのでおすすめしません。
オーストラリアについてから銀行開設までは数日間現地のカードがない状態で過ごすので、万が一日本のクレジットカード払いができなかった場合に備えて、最低でも少しお金がほしいところです。
私は海外旅行でキャッシングをしようと思っていたら、カードの設定?の問題でキャッシングできず友人にお金を借りることになった経験があったので、日本国内での換金を選びました。
オーストラリアでの生活で現金を使うことは、正直あまり多くないので数万円でも良かったかなと思いましたが、備えあれば憂いなしなのでよしとします。ちなみに日本の銀行から現地の銀行への送金ですが、トランスファーワイズという会社がレートもよく手数料も少ないのでおすすめです。
渡航後
空港からシェアハウスまでの移動(Uber) $50/4,000円
ワールドアベニューで空港送迎を手配すると$170かかると言われたので、私はUberで移動しました。以前から海外旅行で何度も使用していたので特に困ることはなかったです。シェアハウス先にもよりますが、市内まで$50程でした。
節約したい人はオパールカードと呼ばれるICカードを購入して、自分で移動する手段もあります。タウンホールまで$19くらいかと思いますが、シティは以外と坂道が多いですし、荷物がたくさんある人や私みたいに方向音痴(笑)の人は、ケチらずUberを利用するといいと思います。
インフルエンザワクチン接種費用 $30/2,400円
オリエンテーションの時に全員一緒にワクチン接種して、個別でデビットカード払いしました。普通の語学留学であれば不要かと思います。
追加の授業代 $2,450/約21万円
契約時に追加レッスン代はほぼ全員支払うことになります、と説明を聞いていました。オリエンテーションの際、TOEICの模擬テストと英語講師によるスピーキングテストを受けます。私はTOEICの経験が何度かあったので有利でしたが、一度も受けたことがない人がほとんどだったようです。個人レッスン代は$3500です。
点数が良かった人は個別レッスンは免除となり、代わりにメディカルコースが選択できます授業代(週4日)$2,400、教材費$50でした。
英語の授業とメディカルの授業を合わせると、9:00~18:00までみっちり授業があるので、私はいつもくたくたに疲れてしまい体調を崩したりしてしまいました。無理なく学べる環境だといいですね。
教材費 $90/7,200円
語学学校ではカランメソッドと呼ばれる特殊な授業を受けます。合うか合わないかは個人差があると思います。残念ながら私にはあまり合わなかったように感じました。
専用の教科書があり、それは授業代には含まれていないので自分のレベルが上がる毎に$35支払います。ほとんどに人は4~6冊ほど購入することになると思います。
私はレベル4~7まで必要になりましたが、シェアハウスの友人が同じ学校に通っていた人だったので安く譲ってもらうことができました。他の友人は、ほんだらけという古本屋さんで購入している人もいました。
その他生活費 $12,960/約110万円
家計簿をつけていなかったので、最低限かかりそうな費用を大雑把に計算してみました。この金額から、外食など交際費、旅行代などがかかると思ってください。
- 住居 週$200×48週=$9,600
- 生活用品 月$50×12か月=$600
- 食事代 月$200×12か月=$2,400
- 交通費 月$30×12か月=$360
為替レートについて
渡航前にもらう見積もりで含まれている語学学校代、CertⅢ Course代、アシスタントナースサポート代を合わせると$13,400なのですが、これらを日本円で支払います。
陸マイラーとしては、是非クレジットカード払いをしたかったのですが、残念ながらワールドアベニューは銀行振り込みのみの取り扱いだそうです。他のエージェントだとクレジットカード払いOKのところもあるので、相談してみるといいと思います。
為替変動リスクヘッジ5円が上乗せされているので、もし今(2022年4月現在、1AUD=95.5円!!!)契約される方がいたら、1AUD=100円オーバーですね。
(例)1AUD=70円→為替ヘッジ75円で計算→1,005,000円
(例)1AUD=95円→為替ヘッジ100円で計算→1,340,000円
実に335,000円の違い…!これは運ですね。
渡航後にかかるお金は、銀行開設をしていればデビットカードでの支払いができます。私は為替レートを見ながら、日本のクレジット払いと現地デビットカード払いを使い分けていました。
留学にかかった費用の合計
留学1年でかかった費用をまとめると、おそろしい金額になったな…と思います。
渡航前→約184万円
渡航後→約132万円
合計→316万円
内訳は学費45%、住居費30%、雑費25%といったところでしょうか。
節約できるところはしたつもりなのですが、思ったよりも学費が多くかかってしまいました。
留学を終えて思うこと
ワールドアベニューを選んだ理由はいくつかあります。メリットとデメリットを挙げてみました。
〇検索すると一番にヒットする。
〇体験談の載ったパンフレットをすぐ送付してくれる。
〇看護留学をメインに取り扱っているので、全国各地のナースの友達ができる。
〇アシスタントナースの学校のカリキュラムを凝縮して受けることができる。
△ワーホリビザだけのプログラムなので年齢制限がある。
△他のエージェントと比べると費用が高い。
△語学学校を選べない。
△支払い時、銀行振り込みのみ。
初めての留学で、周りに経験したことのある人がおらず、エージェントは留学のプロだからとなんでも頼りにしてしまいました。もう少し自分でいろいろ調べていればもっと充実した1年になっていたかなと思います。
エージェントもビジネスでおすすめするところはあると思うので、やはり経験したことのある人を見つけてアドバイスをもらうことをオススメします!
オーストラリアには50社以上の日本のエージェントがあると言われています。普通は無料で見積もりなど出してもらえますので、もし今後留学を考えている方がいればぜひ、Instagramやtwitterなどでコンタクトをとって、比較してみるといいと思います。
直接話が聞きたいという方は是非ご連絡くださいね!
長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。