G’ day★シドニー在住のSarahです。
オーストラリアの食文化が好きで、ほとんど日本食を食べない私。
唯一恋しい物…それは、納豆♡
日本にいた頃は1日に3パック納豆を食べるくらい、大の納豆好きでした!
シドニーでは、日本の食品を取り扱っているショップがたくさんあるので、納豆は簡単に手に入ります。お買い得の物を選べば、4パックA$3.5くらいでしょうか?
スナック感覚で食べる私にとっては結構お高いですし、冷凍便で輸送するためか食感が若干変わっているんですよね。シャリシャリする感じ…わかりますでしょうか?
何より、好きな時に好きなだけ納豆が食べたい!と思い、自分で作る方法はないかと検索。
思ったよりも簡単に作れそうな感じだったので、作ってみようと思ったのですが…一つ問題が!オーストラリアには、
「乾燥大豆」と「粉末の納豆」が売ってない(泣)。
代わりにレンズマメや黒豆などがスーパーで売られています。
何とか作る方法はないか…と思い、代わりにChickpea(チックピー)を使ってみることにしました。好きなだけ納豆を食べることに喜びを感じたので、私と同じような境遇の人に役立つ情報を!と思い、作り方とコツをシェアしたいと思います。
Chickpeaとは?
一般的には、ひよこに似た豆の形が名前の由来と認識されています。しかし、本当は、ひよこまめのラテン語”cicer”を語源とするフランス語”pois chiche”(poisは英語のpeaと同義のフランス語)が、英語では転訛あるいは勘違いから”chickpea”とされてしまい、和名もこれを直訳したもので、ひよこに形が似ている云々は後から付けた理由ということのようです。 ひよこまめ | 公益財団法人 日本豆類協会 (mame.or.jp)
食感は栗に似ていると言われることがあるようで、独特のホクホク感が楽しめます。
また、ひよこ豆はお肉に匹敵するくらい多くのたんぱく質を含んでいるので、ダイエットにも最適。ビタミンBやビタミンEなどのビタミン類を含むので美容にも抜群。
さらに、大豆製品でおなじみのイソフラボンもしっかり含まれています。亜鉛や鉄分も豊富なので、まさにスーパーフード!
用意するもの (1Lサイズの保存用コンテナに半分くらい)
- 市販の納豆 1パック
- 乾燥ひよこ豆 1カップ
- 水 トータル4カップ程
- 保存用コンテナ
- 圧力鍋
粉末の納豆菌が手に入る人はそれを使用してもよいのですが、海外在住者にとってはハードルが高い物。なので、市販の納豆でOKです。
ちなみにこのドライひよこ豆のパックは、オーストラリアのスーパー「Coles」や「Woolworths」で$1.6程で簡単に手に入ります。水煮に戻すのが面倒という人向けに、缶詰めもありますが若干割高かと思います。
1袋375gの乾燥大豆で2カップ分なので、今回のレシピでいうと2回分作ることができます。
作り方
- 乾燥ひよこ豆1カップを鍋に入れて水6カップをいれて1日浸水させる
- 翌日、そのまま鍋を沸騰させて豆が柔らかくなるまで煮る
- 沸騰したお湯で保存用コンテナや混ぜるためのスプーンや箸を消毒(湯をかける)して水気は完全にふき取る
- 市販の納豆をパックの中でよく混ぜて、湯で少し溶いておく
- 豆を火からおろし、保存用コンテナに入れる
- まぜまぜしておいた納豆を加えてよく混ぜる
- 冷めるまではキッチンペーパーを被せておく、湯気が出なくなったらキッチンペーパーを挟んで蓋をする
- 30~40℃くらいの環境下で丸1日置いておく
- 表面が白っぽくなったら冷蔵庫に移して1日寝かせて出来上がり
ポイント
- 保存容器の消毒をしっかりしないと別の菌が発生する原因となります。清潔なキッチンペーペーでしっかり水気はふき取ってください。
- 豆は少し柔らかすぎるかな?というくらいがちょうど良いと思います。私は納豆菌が発生しやすいように、茹でた後に少し潰してます。
- 市販の納豆を少し温めておく(お湯で溶いておく)、豆が熱いうちにそれを混ぜると発酵しやすいみたいです。
- 混ぜてから湯気が出ているうちは水蒸気から水滴が発生しやすいので、それが保存容器に落ちないように気を付けてください。雑菌が発生する原因になります。
- 発酵温度についてですが、夏場は室温でも良いかもしれません。冬場は給湯器や炊飯器の上に置いたりして工夫してください。私はオイルヒーターの上に置いて発酵させてます。
浸水前、まだカチカチで絶対に食べられません。大豆なら食べられるのに。
一晩浸水後。豆がふっくらしましたが、まだ食べてもおいしくないです。
消毒済のコンテナに煮豆を入れました。今回は潰さずに粒のまま仕上げます。
ホカホカのうちに納豆1パックと混ぜ混ぜ。結構蒸気が出るので、蓋から水滴が落ちないように注意です!
こんな感じでキッチンペーパーを挟むと水滴が落ちにくいです。使ったお鍋の上が温かったのでそのまましばらく発酵。
丸一日発酵させたらこんなに糸を引いてのびのびになりました!
食感はというと大豆程なめらかではなく、ひよこ豆独特のホクホク感が感じられます。正直納豆とはちょっと違う…かな。でもこれはこれで美味しい!
大きさは大粒納豆くらいでしょうか。ひきわり納豆が良ければ発酵前に包丁で刻んでもOKです(包丁とまな板の消毒はしてくださいね)!
手作りチックピー納豆を使って大好きな納豆パスタ。とってもおいしくできました!
意外と簡単に納豆が作れるので、是非お試しくださいね♪